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黒板の書き方

チョークで書くオシャレなお店黒板メニューボード制作風景

オシャレな黒板メニューがあるお店

オープン前の店舗で黒板に描いた現場事例を見本画像を添えて公開♪ かっこいいカフェや飲食店の内装デイスプレイにマスト! な黒板メニューボードの書き方です。チョークとチョークマーカーでPOP文字、イラスト、デコレーションを黒板に書く、実践手書き術。

​※写真の店舗外観はオープン前のものです。

【店舗紹介】

バル風タイ料理居酒屋「トムヤムバル」

店内の黒板ボード

​黒板メニュー下絵を設置

​全体で横幅4m高さ1mのスペースに、あらかじめプリントアウトしたA1サイズの下絵を並べて貼ります。下絵の裏側には、後で紹介する転写用の紙が設置されています。この上をボールペンなどでなぞって、アタリをとります。高所なので脚立作業になりました。

A3以上のプリントアウトができる設備を、個人所有している方は少ないと思います。印刷サービスショップを使いましょう。今回はACCEAさんを利用しました。

アンカー 1
アンカー 2
黒板用チョーク

​使用したチョーク

メイン画材には普通のチョークを使用しました。メニューの文字は、絞った濡れ雑巾などで簡単に消すことができます。今回は装飾柄の塗り潰しもチョークを使ってます。黒板塗料で加工された壁面の状態は様々です。凹凸の程度やデザイン意図にあわせて、画材を選びましょう。写真チョーク下の紙はデザイン原画です。

炭酸カルシウム製チョーク:ダストレスチョーク

アンカー 3
チョークマーカー

模様にはMAXONチョークマーカー

細かい飾り模様など、頻繁に消すことがないような部位には、マクソンのチョークマーカーを使いました。粘り気のあるリップスティック状のチョーク画材です。濡れ雑巾で消すことができますが、粘りがある分、消しにくいです。滑らかなので、普通のチョークより曲線などがラクに描けます。両画材の発色の違いはほぼないので、気にせず併用できます。

MAXONチョークマーカーはブラックボードだけでなく、ガラス面などにも描くことができるマーカー画材です。いわゆる「チョークアート」に使用されるオイルパステルとは異なり、水性で水拭きすることができます。

アンカー 4
黒板下書き転写紙

​黒板への下絵転写はチャコペーパー

​小型の黒板であれば白カーボン紙でも間に合いますが、壁面積が広い場合は大型のチャコペーパーを使用します。下絵をあてて、上からなぞります。何度も使えるものなので、撤去時も丁寧に扱いましょう。

アンカー 5
黒板デザイン

​黒板デザイン全体をトレース

下絵の位置合わせと貼り付けは結構手間がかかる作業なので、それを何度も繰り返さないよう、トレースは全体を一気にやっつけてしまいます。

なるべく上部から下部へ作業を進めることで、不用意に擦り跡を残すリスクを減らすことができます。

アンカー 6
お店養生シート

作業現場をチョーク白粉で汚さない

作業中はチョークの粉が散るので、養生シートでカウンターやテーブル、床などを覆います。飲食店の場合、グラスやお皿など食器類が多いので、特に注意が必要です。写真のような、薄い0.02mmビニールが2枚重ねになった養生シートが、扱いもラクで非常に重宝します。

モノタロウ:養生用ポリシート

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内装作業用養生テープ

養生テープは多めに準備

下絵をボードに貼る、転写紙を貼る、養生シートをとめる、テープの出番はたくさんあります。ポイントは、安価なテープと少し高価だけど性能がよいテープ、色々用意しておくことです。養生テープ(マスキングテープ)の性能は価格帯による差がはっきりあります。絶対に傷つけてはいけないデリケートな壁に使う高価なテープ、床などに使う安価なテープは、別のものにしたほうが経済的です。

アンカー 8
黒板イラストの書き方

​黒板イラスト一部完成!

​この部分は全てMAXONチョークマーカーで描きました。隅っこのほうにある模様などを一度完成させることで、黒板ボード面への画材のノリや描き具合がある程度わかります。いきなり中央のメインディッシュから描き始めて、「しまった! 上手く塗れない…」という展開は避けたいです…。

現場下見の段階でブラックボードに試し塗りできればベストです。

アンカー 9
黒板イラストのトレース

さらにトレースとチョーク手書き

作業者が2人いれば、トレース中にもう一人がチョーク手書き作業に入れるのではかどります。この日も夫婦作業で、ワタシがトレース終わる前に旦那がチョーク作業に入ってます。

黒板の設置位置が脚立でないと届かない高所の場合、2人でないと下絵貼りなどが困難な場合が多いです。

アンカー 10
黒板文字の書き方

黒板メニュー文字をチョークで書く

メニューの文字については、位置的と大体の大きさだけトレースして、あとはチョークでアドリブ手書きしました。失敗したら普通に消してまた書く…そんな感じです。

濡れ雑巾だけだと、拭いた後乾くのを待つ必要があるので、乾いた布もあるとラク。

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店舗黒板POP

お店の黒板全体を描き終わったゾウ!

朝スタートで夕方終了。ほっと一安心です。振り返ってみると、デザイン下絵設置1/3、トレース1/3、チョーク作業1/3、ざっくりそんな時間配分でした。下絵設置の準備を現場でなく事前にもう少ししておくべきかな? という気付きwwwがありました。

​下絵紙の「微妙なゆがみ」との闘いに結構時間を費やしてしまいました。。。

アンカー 12
おしゃれな黒板メニュー

写真撮影

最後に記念撮影…でもあるのですが、作業現場の写真は後の参考資料になるので必ず撮るべきです。最終チェックを兼ねて撮影しましょう。

営業中の店舗の場合、作業後に現状レイアウトを復元する必要があるので、作業前にも店内の写真を撮っておけば安心です。

黒板アート風店舗ブラックボードディスプレイ
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